カテゴリ:四方山話( 44 )

知的財産権/知財-奇妙な狩猟用グッズ

 昨年2004年は、日本中でクマが出現し、多くの人がクマに襲われています。鉄砲を持っているハンターも例外ではありません。
 日本でもハンティングは盛んなようですが、何と言ってもアメリカでは銃が誰でも買えるのです。このことからもその愛好者の人数は、日本の比ではないであろうことが推測されます。
 こんなハンティング大国アメリカでは、やはりハンティングに使用する様々なグッズが特許出願されているようです。その中でカモ等の鳥狩猟用のグッズを見てみます。
(カモ用おとり)
 これは奇妙な道具のようです。アヒルの胴体をもした乗り物と、その乗り物に乗り込んだ人間が着用する服(?)とアヒルの頭を真似た帽子からなります。つまりアヒルの真似をしてアヒルをおびき寄せようというアイデアのようです。このような道具でアヒルがだまされるのかどうかは知りませんが、ちゃんとアメリカで特許として登録されています。
(カモの盾(シールド))
 これは面白い。とってのついたカモの形をした盾です。盾と言っても、テレビ等でよく見かける、とってのついたお面の大型版のようなものです。その大型お面がカモの形をしており、とってを持ち顔をこのお面で隠してカモをだまそうというしろものです。大きなカモ型お面を顔の前に持ってくると前が見えないだろうと言う心配は無用です。お面の胴体部分にちゃんとのぞき窓がついています。これも立派に特許として登録されているアイデアです。
 アメリカの特許も日本に劣らず、楽しませてくれます。



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by goodlife_3 | 2005-07-26 17:29 | 四方山話

知的財産権/知財-雲母

 雲母(うんも)とは鉱物の呼び名であるが、古い呼び名では「きらら」というそうです。この雲母は光沢を持ち、きらきらと光るところから来た呼び名ではないかと思えます。
 京都府と滋賀県の境に位置し、延暦寺がある比叡山。この比叡山の京都側からの登り口(登山道)付近を雲母坂(きららざか)と呼びます。別名、勅旨坂とも呼ばれていたそうで、朝廷から延暦寺への勅旨が登った坂であるためそう呼ばれたそうです。また「きららざか」という呼び名は、坂の雲母がきらきらと光っていたことからそう呼ばれるようになったそうですが、もともと雲母が「きらら」と呼ばれていたのか、このきらら坂から雲母を「きらら」と呼ぶようになったのかは分かりません。
 この「きららざか」へは京都の叡山電鉄の修学院駅が最寄駅となり、「きららざか」を登り、延暦寺から坂本への比叡山越えのハイキングコースが楽しめます。ハイキングコースと言っても、「きららざか」は「きららがけ」と呼ぶほうが、ふさわしいような道で、ちょっと、いやかなりきつい道であります。
 この「きららざか」は、延暦寺の僧兵が神輿をかついで京都に強訴するために通った道とも言われ、また親鸞が京都六角堂に百日の間、毎夜通った道と言われています。さらには、太平記の時代などで戦場となっており、ところどころに太平記ゆかりの史跡があります。いまではきらきら光っていない「きららざか」ですが、歴史好きな人は一度訪れて見るのも面白いかもしれません。
 前置きが長くなりましたが、明治時代に、この雲母という鉱物を材料とした補聴器があったそうです。ちゃんと特許も取得されており、販売者は真剣だったのでしょう。
 どのような物かというと、ただ雲母の薄板を張ったものを耳に当てるだけの商品なようで、ほんとかいなというしろものです。また、重ねるとさらに良く聞こえるようになるそうで、益々ほんまかいな、という発明品です。そしてきわめつけは、健常者には効果がなく、耳患者にのみ効果があるということです。



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by goodlife_3 | 2005-05-08 12:17 | 四方山話

知的財産権/知財-えんぴつ2

 日本に鉛筆がやって来たのがいつであるのかは、正確には分からないようです。しかし、徳川家康が持っていたという鉛筆や、伊達正宗が持っていたという鉛筆が現存するらしいですから、ヨーロッパで鉛筆が発明されて間もなく日本に伝えられたようです。
 明治になり義務教育が開始されると、鉛筆は日本中にいきわたるようになったようです。
 ところで、国産鉛筆はいつ頃かというと、1873年に小池卯八郎という人が作った鉛筆が我が国初の鉛筆と言われているそうです。当然のことに鉛筆作りの技術はヨーロッパに学んだものでした。
 しかし、ヨーロッパに学び作り始めた国産鉛筆ですが、大正時代には輸出をするほどの生産量になったそうです。この理由は第一次世界大戦でヨーロッパが打撃を受け、日本がその恩恵を得たことによるようです。
 明治20年には早くも鉛筆削り器の特許が出願されています。これを見ても、かなりのスピードで普及したようで、あたらしい物好きの日本人の面目躍如といったところです。



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by goodlife_3 | 2005-05-01 09:47 | 四方山話

知的財産権/知財-えんぴつ

 鉛筆の発明は、一般的にはフランス人のニコラス・コンテであると言われます。かのフランス皇帝ナポレオンが、コンテの命じて作らせたということになっています。
 しかし、コンテ以前にも鉛筆の原型なるものは存在したようです。もともと鉛筆なるものは、イギリスで作られたようで、今から400年以上も前に、イギリスで鉛筆の芯の材料となるコクエンが見つかったのが始まりのようです。
 その当時は、採掘されたコクエンを木ではさんだり、布でまいたりして使ったようです。そして、この便利な道具はヨーロッパの各国に伝わりました。
 それではナポレオンが命じて鉛筆を作らせたというコンテは、何故鉛筆を開発したということになっているのでしょう。
 実はこのコンテは、今で言う鉛筆の芯を作る方法を開発したようです。
 イギリスで使われていた鉛筆の芯となるコクエンは、採掘されたそのままを使う、または削って形を整えて使うようにしていたようです。つまり、ロウ石のような使い方をしていたと思われます。
 コンテは、コクエンを粉状にして、それを芯として形状を整え再度固めようとしたようです。つまり現在の鉛筆の原型を作った人のようです。
 何故、このようなことを考えたかというと、どうもコクエンを取りすぎてコクエンのかたまりがなくなり、粉しか残っていなかったというのが理由だと言われています。



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by goodlife_3 | 2005-04-24 08:16 | 四方山話

知的財産権/知財-史上初の戦車、陸上艦タンク

 史上初の戦車はイギリスで誕生しました。この戦車は陸上艦として、陸軍ではなく海軍が開発したそうです。ちなみにタンクという通称は、敵を欺くための呼び名であったそうです。
 第一次世界大戦真っ只中、この陸上艦のアイデアが出された時は、ほとんどの者が見向きもしなかったのですが、時の海軍大臣ウィストン・チャーチルが興味を示し、この世界の戦争の概念を覆してしまう兵器の開発が進められたそうです。
 1915年世界初の戦車、マークⅠが完成しました。全長は8メートルもあり、車体の両側にキャタピラがあり、戦車の大砲は戦車上部ではなく、車体側面についていたようです。また、この戦車にはそれぞれのキャタピラを操作する兵士が2名乗り込むようになっていたようです。
 なんともへんてこりんな形状のマークⅠでありましたが、最初の出撃ではなかなかの戦果を上げたようです。
 1916年マークⅠ部隊はフランスのドイツ軍基地に向かって最初の出撃をします。部隊の大半の戦車は、機械の不調などで脱落するのですが、残りの戦車が見事、敵基地を占領したそうです。イギリス軍もこの戦果に本腰を入れて戦車開発に乗り出すようになりました。また、敵ドイツ軍もこの新兵器の開発に乗り出したとのことです。ちなみにこのマークⅠは、ドイツ軍が開発したA7Vとの史上最初の戦車戦にも勝利しています。



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知的財産権/知財-アメリカの蒸気自動車

 蒸気自動車の開発はヨーロッパのみのお家芸ではなかったようです。 1896年から1925年まで製造されたスタンレー・スチーマーは、最高で年間1000台以上も売れた年があったそうです。
 このスタンレー・スチーマは、双子のフタンレー兄弟により開発された蒸気自動車でありましたが、最高時速100キロという、ガゾリン車を圧倒するスピードを誇ったようです。
 20世紀初頭では、カーレースなどで毎年のように、スピード記録を更新し、とうとう 1907年のフロリダでのカーレースでは、時速317キロという脅威的な記録を出し、スタンレー・スチーマーの名を永遠のものとしました。この時のレースでは、車自体は事故により大破したのですが、スピードメーターが事故直前のこの脅威的速度を示したいたそうです。
 しかし残念なことに、このスタンレー・スチーマーもやがて、経済性や操作性などの理由からガソリン車にとって変わられ、1925年製造が中止となってしまいました。



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by goodlife_3 | 2005-03-25 19:05 | 四方山話

知的財産権/知財-世界初の自動車レース

 今の我々には考えられないことであるが、自動車開発が始まったばかりの1800年代後半では、蒸気自動車が主流となるのか、ガソリン車が主流となるのか、または電気等の他のエンジンを搭載した車が主流になるのか、予断を許さなかったようです。
 1895年。どの車が優れているのかを決する世界初の公式自動車レースが、フランスで開催されました。このレースは設立間もない、フランス自動車クラブ主催によるものです。このレース以外にも 1894年に新聞社主催で、パリ~ルーアン間の自動車レースが行われたりしていましたが、公式自動車レースとしては、1895年開催のこのレースが最初のようです。コースはパリ~ボルドー間の1000キロを超える、当時の自動車としては過酷なレースでした。
 レースに参加した車の内訳は、ガソリン車15台、蒸気自動車6台、電気自動車1台で、この当時ではすでに、徐々にガソリン自動車が主流になりつつあったのでしょう。しかし、蒸気自動車や電気自動車も負けてはいません。各自動車はどの車が将来の主流となるのかを争い、1895年6月12日、パリのコンコルド広場をスタートしました。
 当時としては、やはり大変なレースであったようで、今では当たり前になっている空気タイヤを引っさげて参加したミッシェランがパンクでリタイヤしています。
 レースの結果はというと、1位はガソリン自動車で、タイムは48時間48分でした。そして何とガソリン自動車が1位から8位までを独占してしまいました。この後、蒸気機関にこだわった発明家達も、ガソリン自動車の開発に転向したようです。



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by goodlife_3 | 2005-02-27 11:03 | 四方山話

知的財産権-東京高裁、アルゼの請求を棄却

 史上最高額の損害賠償金で注目を集めた、アルゼとサミーの特許侵害紛争。アルゼが特許庁の無効審決の取り消しを求めて提訴していたが、平成17年2月21日、東京高裁はアルゼの請求を棄却する判決を下した。
 日本放送問題一色のニュース報道の中、余り目立たない感がありますが、特許侵害の賠償請求では80億円と最高額の支払い命令が出た、一連の事件の結末です。詳細は下記ページで。
http://www13.plala.or.jp/goodlife/news1.htm



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by goodlife_3 | 2005-02-24 18:31 | 四方山話

知的財産権/知財-自動車の制限速度は時速4キロ以下

 一般に世界で最初の自動車は、蒸気機関で駆動する「ファルディア」という大砲運搬用の車であると言われています。
 しかし、蒸気機関の本場というえば、この当時何と言ってもイギリスです。1800年代に入ると蒸気機関で駆動する、蒸気タクシーや蒸気バスのような商業用車両も登場しますが、経済性と、路上でのボイラー爆発などもあり安全性の問題でかなり問題があったようです。
 そこで、ロンドン議会は1861年「自動車条例」なるものを制定し、蒸気自動車への規制を強めました。今の我々から見ると、やけにとんちんかんな条例に見えますが、当時はそれなりに真剣であたのでしょう。
 条例の内容はというと、都市での自動車の最高時速は4キロ以下(2マイル程度)に制限するというもので、さらに赤旗を持つ先導員というか誘導員という人の後を走ること、というものでした。
 つまり人の歩くスピードよりも遅い最高速度で走ることと定められたのです。今の我々からすると奇妙な乗り物となってしまった感がありますが、当時の人はあまりスピードにこだわらなかったのかもしれません。
 この奇妙な条例は、1896年に廃止されましたが、この条例のおかげでイギリスの自動車産業は大打撃を受けてしまい、自動車開発の拠点はイギリスから大陸へと移ってしまったようです。




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by goodlife_3 | 2005-02-20 18:18 | 四方山話

知的財産権/知財-二宮忠八の執念

 動力飛行機による世界最初の飛行の栄冠は、フライヤー号のライト兄弟であること誰もが知っていることです。
 しかし、この成功は先人達の軌跡の上に成り立ったものである、ということは間違いないこところです。しかし、このライト兄弟と同じ時期に、独自の試行錯誤により飛行機を作りつづけ、もう一歩のところまでたどり着いていた男が、我が日本に存在しました。その男の名は二宮忠八といいます。ちょくちょくとテレビ番組などでも登場しますので、ご存知の方もあるかと思います。
 この二宮忠八、独学で飛行機をほぼ完成させたということも、とてつもなくすごいですが、徴兵での軍隊勤務のかたわら試作機を作ったり、また本格的飛行機製作のための費用を自身で捻出したりしているところにも驚かされます。
 飛行機製作の提案を軍に相手にされなかった二宮は、日清戦争後除隊をし、自身で働いて製作費用を捻出しようと決意します。今なら数億円という金額でしょう。しかし二宮は、10年間の製薬会社での勤務で支配人(社長)にまでなり、目標額を達成します。
 そして念願の飛行機製作にとりかかろうとした矢先、ライト兄弟の成功のニュースが、全世界を駆け巡りました。このニュースを聞いた二宮は、作りかけの飛行機を壊し、あきらめたとのことです。
 しかし、もし軍が協力し、資金を提供していたとしたらと思うところですが、実際は成功したかどうかは分かりません。しかし、あと一歩のところであったのは確かだったようです。
 テレビやその他では、二宮の話はこのあたりで終わり、悲劇の主人公のように報じられることが多いようですが、実際の二宮は、飛行機作成費を稼ぐために懸命に働いたためか、事業家として成功し、尊敬され豊かな人生を送ったそうです。このような話によくある不遇な余生でなかったことは、ほっとさせられます。また後年、その努力が認められ叙勲もされています。さらに、今ある飛行神社を、この二宮忠八が創設したものであると知る人は、あまりいないかもしれません。




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 特許を侵害しているとして、ジャストシステムが松下電器産業より訴えられていた裁判で、松下電器産業の主張が通り、ジャストシステムの敗訴となりました。ジャストシステム側は控訴する方針のようです。
 本件の特許及び判決のポイントをまとめ、下記アドレスに掲載しています。掲載しています特許検討は、2月6日にメールマガジンとして配信したものです。

http://www13.plala.or.jp/goodlife/merufuro/merumaga542.htm


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