人気ブログランキング | 話題のタグを見る

知的財産権/知財-同日に同類の出願がされた場合

特許・実用新案等の知的財産権(知的財産/知財)の検討。
ビジネス関連特許を中心に、特許/実用新案を検討し、知的財産権(知的財産/知財)を考えるページです。
特許・実用新案の検討-グッドライフクラブ/知的財産権(知財)考察
メールマガジン「奇妙な国日本で生きている」バックナンバー
メールマガジン「奇妙な国日本で生きている」
(C)Copyright:2004 グッドライフクラブ


「知的財産権/知財-同日に同類の出願がされた場合」

 日本においては先願主義をとっています。従って、先に出願がなされた特許願が有効となります。
 しかし、その日の時刻ではなく、あくまで出願日で判断されます。従って、同日に出願された場合は、その時刻に関係なく、同じ日に出願されたものとみなされます。
 この同じ日に出願がなされた場合、特許と実用新案ではその取り扱われ方が若干ことなります。
(特許の場合)
 特許の場合では、当事者間の協議にゆだねます(特許法39条2項)。しかし、もし当事者間の協議で決着がつかない場合は、当事者の出願全てを認めないこととします。

(実用新案の場合)
 実用新案でも、以前は特許と同じ制度をとっていましたが、現行では協議を命ずることなく全ての出願を認めないこととしました。
 現行の実用新案では無審査制度のため、それを考慮した制度となっています。

 同類の出願であるかどうかは、特許請求の範囲はもちろん、明細書の内容も検討されなされます。
by goodlife_3 | 2004-09-05 08:18 | 基礎
<< 知的財産権/知財-特許・実用新... 知的財産権/知財-実用新案出願... >>